ニコンのミラーレス機がもうすぐ発表らしいですが
ニコンの公式ティーザー広告なんかもすでに流れてるから発表間近なのは間違いないようです。
これまでに小出しにされてきたそのニコンの新ミラーレス機の画像や動画などを見てて
「お!!」と思ったことがありました。それはボタン配置。
今までのニコンの一眼って液晶モニターの左側にも使用頻度の高いボタンが配置されています(D5000シリーズは除く)
正直言って僕はこのニコンのカメラの使用頻度の高いボタンが左側に配置されてるってのは使いづらいと思ってました。
僕はカメラのメインの使用用途である鳥撮りではISO AUTOはまったく使いません。ですので撮影状況によって
コロコロと感度を手動で変えます。
ところがD7000の時はそのISO変更ボタンが左側にあり素のままの設定だと左手も使うかあるいはいったん右手をグリップから
はなして操作しなければならない。
設定をカスタマイズすることによってISOボタン使わずにダイヤルだけで感度変更することも出来はしますが、
自分の場合は鳥撮りではD7000を使うようになったころあたりから露出モードはほとんどMしか使わないので、
ISOボタン使わずにダイヤルだけで感度変更出来る設定にすることが出来ず結局感度変更するたびに左手も使うか
いったん右手をグリップからはなして操作しなければならない。
D500ではISOボタンが右側のシャッターボタンの近くに配置されてたので喜んでましたが、その代わりに
D7000ではシャッターボタンの近くにあった測光モード切替ボタンがD500は左肩のほうに移ってしまった、なんだそりゃ

そしていちばんイヤだったと言うか使いづらいと思ってたのがフォーカスモード&フォーカスエリア切り替えボタンが左側にあること。
これが本当に使いづらかくてイヤでした。
僕の場合はAF作動は親指AFでやってるためフォーカスモードは常にAF-Cにしてあるのでフォーカスモード切り替えボタンが
あの位置なのはまあいいんですが、問題になるのがフォーカスエリア切り替え。
他の人はどうなのかはわかりませんが、自分の場合は鳥撮りの時はフォーカスエリアはかなり頻繁に変更してます。
たとえば、木にとまってるオオタカがいた時、木にとまってる時はフォーカスエリアはシングルポイントで撮りたい。
そしてオオタカが飛び出したらフォーカスエリアはダイナミックAFかD500だったらグループエリアAFに切り替えたい。
こういう状況なのでフォーカスエリア切り替えは瞬時に行いたいわけです。
よくカメラ関連の掲示板なんかで「空を飛ぶ鳥の撮影をする時に適したAF設定を教えてください」なんて質問があったりすると、
「動きモノは中央1点で撮りなさい」とかえらそうにアドバイスしてる人がいるのを見かけることありますが、
そう言ってる本人は本当に中央1点で撮れてるのか?と言ってやりたい気分になります。
そりゃハクチョウやシラサギくらいの大きくてそんなに動きが速くない鳥なら中央1点でも撮れますよ。
じゃあチョウゲンボウくらいの鳥を中央1点で捉えつづけられるか?オオタカの飛翔を中央1点で捉えつづけられるか?
確かに撮れないことはないですよ。僕もペンタックスのカメラ使ってたころは中央1点だけで撮ってましたし。
ペンタックスのカメラもK-30あたりからはニコンのダイナミックAFをマネしたようなエリア拡大AFなんてのがありましたが、
まったく使いものにならなかったのでペンタックスのカメラ使ってたころは仕方なく中央1点で撮ってました。
でもやっぱり撮れるのはたまたまうまいことフォーカスポイントに被写体の鳥が合った時だけ、伝説のスナイパーじゃ
ないんだから1点でずっと捉え続けるのは無理があるわけでして当然歩留まりはかなり低くなります。
カメラをニコンにかえてからダイナミックAFとかが使えるようになって本当に便利で楽になりました。
そして、地上ちかくの木にとまってるジョウビタキを撮ってたら上空にオオタカが飛来。こういう時にシングルポイントAFから
ダイナミックAFに瞬時に切り替えたいわけです。だけどニコン機は左側にフォーカスエリア切り替えボタンがあるせいで出来ない。
三脚使用ならレンズから左手はなすことできるから瞬時に切り替え出来るのかもなと思いますが、
今までとくに改めて書いたりしてませんでしたが、僕は鳥撮りで三脚を使ったことありません。すべて手持ち撮影です。
三脚つかったのって花火撮影した時だけで、滝をスローシャッターで撮ったのも飛行機や汽車や車の流し撮りもみんな手持ち撮影です。
手持ち撮影で150-600mmクラスの2Kg近くあるレンズをつけて撮影の場合、左手をレンズ保持から離してボタン操作
をするというのは難しく、苦肉の策としてD7000をメインに使ってたことはユーザーモードに動きの速い動きモノ用設定を
登録しておき、切り替えるときは一瞬右手をグリップから離して左肩のモードダイヤル回してフォーカスエリア切り替えを行ってました。
これでも右手をグリップから離す瞬間があるので撮り逃しはやっぱりあるんんですよね。
D7000を5年以上使いそろそろ次のカメラが欲しくなってきたころ、D500もとっくに発売され、D7000シリーズの最新鋭機D7500
も発売されてましたが、僕が購入しようとしてた最有力候補はキヤノンの80Dでした。
今までニコン使ってたのになんでキヤノンの80D??と思われるでしょうけど、その理由はフォーカスエリア切り替えがラクに出来ること、これです。
80Dだけじゃなくキヤノンの一眼レフ機って一番安いEOS Kissシリーズですらフォーカスエリア切り替えボタンが右側、シャッターボタン近くにあるんですよね。これすごく便利そうでうらやましい。
お店の展示機でキヤノンのカメラいじってみたらホント使いやすい位置にフォーカスエリアがある。
しかもニコン機みたいにフォーカスエリア切り替えボタンを押しながらダイヤルまわすなんてめんどくさいことしなくても、
キヤノン機はフォーカスエリア切り替えボタン連打してるだけでも切り替えることが出来る、便利だ、右手だけでAFに関することは
なんでも出来ちゃう。
こういう違いが野鳥撮影やスポーツ撮影でもキヤノンユーザーのほうが多い理由なのかな?とか思ってしまいました。
野鳥撮影やスポーツ撮影をする客層ってCMにつられて買うような層ではないですしね。
そういうわけでしてD500を買う直前まで心は80Dに傾いてました。
しかしある日、宇都宮市内の大型家電量販店で展示機のD500をいじってたらD500は右手だけの操作でフォーカスエリア切り替え可能なカスタマイズ設定が出来ることに気付く。
(ニコン機のでこれが出来るのはAPS-C機ではD500クラスだけでその下は最新のD7500でも出来ません。フルサイズ機だと出来るのはD5やD850といったDひと桁シリーズのフラグシップ機とD800シリーズだけ)
ながながといじってたもんだから店員さんに「今でしたらかなりがんばったお値段にさせていただきますよ」なんて声をかけられてしまいました。
「Amazonと同じくらいの値段なんて出来ます?やっぱ無理でしょ?」
この日は買うつもりはぜんぜんなかったのでわざと無理であろうこんなことを店員さんに言ってみました。
そしたら店員さん
「このくらいのお値段でいかがでしょう?」
なんとAmazonよりも安い。くらっと来てしまいその場でD500購入。
D500購入直前まで80Dに心が傾いてた僕ですが、D500はホント素晴らしいカメラでD500買ってホント良かった。
「これ使って撮れないならオマエ(撮影者)が悪い」
と言わんばかりの至れり尽くせりなスペック。もうあと5年か6年はカメラ買うつもりない、D500でじゅうぶんです。
近々発表になるニコンのミラーレス機もどんなすごいのが来てもたぶん買わないと思いますが、
ここで今回の記事の最初のほうに戻って、
ニコンの新ミラーレス機の画像や動画などを見てて
「お!!」と思ったことがありました。それはボタン配置。
フォーカスエリア切り替えボタンらしきものがシャッターボタン近くにある。さらに液晶モニター左側にボタンがない。
ニコンもやっと考えを柔軟にしてくれたか。
これを機に左手も使わせる操作系はやめてほしいところです。
せめてAFと露出に関することは右手だけで行えるようにしてほしい。
上でD500ふくめたニコンの一部の機種では右手だけでフォーカスエリア切り替えが出来るようになると書きましたが、
その設定をすることによって出来なくなる他の設定もあるわけで制限があることはあります。
かたやキヤノンはエントリークラスのEos Kissシリーズですらシャッターボタン近くにフォーカスエリア切り替えボタンがあり
ボタンをポンポン連打するだけでも切り替えできるというのに、この差はちょっと悲しくなるわけです。
(とはいえ、キヤノン機もスポット測光のフォーカスポイント連動が出来ない機種があったり、ISO AUTOにすると露出補正が出来ない機種があったりとそれぞれ一長一短あるのでどっちが優れてるとか劣ってるとかはないのですが)
新しいミラーレス機が楽しみというよりは、このミラーレス機から操作系統がけっこう変わってそうで、
今までニコン機の操作系統をあまり使いやすいとは思ってなかった僕としては(ペンタックス機はもっと使いづらかったけど)
どのように変わってるのかが気になるところであり楽しみであるところです。
(ちょっと不安な部分もあり)

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